GOOD DESIGN AWARD 2006

10月2日(月)に2006年度グッドデザイン賞(50回)の結果発表があり下記の4点が受賞いたしました。

ガラスパーティションX

ガラスパーティションX

オフィス内の個室を構成するガラスパーティション。パネルどうしの連 結角度(165°~195°)が任意に設定できるので、自由な 曲面の壁を構成できます。R形状のオフィスビル等において、効 率的で変化のあるオフィス空間が構成できます。パネル構造は、表裏非 対象形状で、表側はガラスのソリッド感・連続性を重視し、裏面は強度 を確保する形状となっています。ガラスはフレームと一体型なため、施 工性がよく組み替えが容易にできます。また、パネル間の連結角度を変 えても部材の変更が必要ありません。

審査委員評価コメント

R形状のオフィスビルは、内部の通路空間の取り合いなどでコストに 合わせる設計には鬼門となってきたが、 このパーティションによって設計の自由度が一段と高まったと言える。 また通常の方形のビルにあっても、内部にRの空間を容易に作り出せ ることは、意匠の新奇性だけでなく人間空間として柔らかみを与えて くれて好ましい。 木軸の内装工事でも仕上げることはできるのだが、環境への負荷を考 えれば、使い回しできるアルミとガラスのユニットシステムが正しい 選択と言える。

マルチカードリーダ

マルチカードリーダ

さまざまな場所でセキュリティ問題が重要視されているなかで入退室管理システムは最も基本的かつ重要なセキュリティ対策として認知され、信頼性と利便性が高いシステムが求められています。カードエントラン スシステムMCはシンプルで分かりやすく、ICカードをかざすだけで扉の開閉ができるエントランス・セキュリティです。

審査委員評価コメント

誰でも使う人にとってシンプルで分かりやすく、ICカードをかざす だけで扉の開閉ができるデザインの実現が好ましい。 また薄い小さい形状により、どんな壁にも違和感なく設置できるとこ ろが好ましい。

テーブル[DDE]

テーブル[DDE]

アルミ、ガラスを多用した現在の建築にあう洗練されたデザインと豊富なバリエーションが魅力のミーティングテーブル

審査委員評価コメント

現在オフィスビルの主流は、外装も内装仕上げ材も、アルミとガラス を多用する傾向にある。 オフィス・インテリアも重厚な執務室を気取るのではなく、よりオー プンに、より軽快に、という方向に向いている。 そういった背景から近年、それに合わせたテイストのオフィス家具が 生まれてきているが、 本商品もアルミの脚部をすっきりとさせて、全体に軽く爽やかな外観 意匠としている点が評価された。

インターリンク

インターリンク

ビジネスシーンの変化に迅速かつ効果的に対応するオフィスづくりに向け、インターリンクはユニバーサルプランを最も効率的に運用することをめざしたワークステーションです。さまざまな機能やアイテムをできる限りシンプルにし、無駄のないデザインを徹底的に追求。ミニマリズムの設計思想を具現化しました。オフィス用デスクとしての機能を極限まで研ぎ澄ました新感覚のスタイリッシュフォルムで新しいオフィス空間構成を提案します。

審査委員評価コメント

仕事の現場でこれからますます増えてくる、複数の人間が共有する形 式のワークスステーション。 理想は、じゃまな脚部がなくどこにも座れて、しかも配線などが見苦 しくなく自由にとれることだ。 このワークスステーションはシンプルを極めることを目標として、かなりのところまでそれを実現させている。 最大9.6mまで連結できる大型天板でありながら、天板は厚さ 20mmと薄くてシャープな印象を与える。 ミニマリズムの設計思想を貫徹させようとしたデザイナー達の心意気 が伝わってくる。

●グッドデザイン賞の詳細についてはグッドデザイン賞公式サイトをご覧ください。
グッドデザイン賞とは、商品、建築・環境、コミュニケーション、新領域の4つの分野で、「独創的で優れたデザイン」「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに対して、財団法人日本産業デザイン振興会より、与えられる賞です。「Gマーク」はグッドデザイン賞の受賞を示すマークです。

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