師匠と弟子、別々の道を歩む同期、部署異動を経て再び組まれたタッグ…。
イトーキには様々な“二人の関係性”があります。
二人の“出逢い”や関係性の深まった瞬間、
これからの道をお届けします。
#01兄弟でもあり、
ライバルでもある。
子どもの頃は、勉強を教えていると、
反抗してきて、よくケンカになったな。
そんなお前と
一緒に働くようになって7年。
オレがプレス職人になって、もしかして
お前も向いているんじゃないか
そう思って誘ってよかった。
お互い、競うようにアイデアを出し合って、
いろんなことに挑戦して、毎日やりがいがある。
どんどん成長しているお前に、
負けてはいられない。
なにより、お前のセンスの良さを
見出したのはオレだからな。
子どもの頃から、
オレの方が兄貴よりも覚えがいいし、器用だった。
でも、プレス職人として一緒に働くようになって、兄貴の技術や班長として働く姿に驚いた。
そんな冷静な判断できるタイプだったっけ?
なんだよ、ちょっと、かっこいいじゃないか。
正直、憧れている。
まあやっぱり長男だし、頼りがいはあるよな。
だけど、いつかは越えてみせる。
兄貴が思いつかないような
新しいことに挑戦して、
今度はオレがびっくりさせてやるよ。
上司と部下であり、兄弟でもある二人が担当しているのは、キャビネットの一部となる部材のプレス加工。マシンの細かな調整や、工程設計の最適化と日々向き合っている。そんな二人の情熱は業務だけに留まらず、製造現場の課題改善を目的とした社内コンペにも注がれている。互いに負けまいと創意工夫を競い合い、時には協力することで、これまでに多くのアイデアが生み出された。常に切磋琢磨し続ける彼らの成長に終わりはない。
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#02つながる絆、
つながる東北。
転職してすぐの頃。
事務職の経験はあったけれど、これまでとは違う環境、
大量の商品の問い合わせや納期調整、
毎日新しいことばかりで
戸惑うことも少なくなかった。
そんな時、あなたの「大丈夫」の
一言に何度も救われた。
もしも一人きりだったら、
頑張れなかったかもしれない。
遠く離れているけど、私にとっては一番近い存在。
いつも周りの人のために何ができるか考えている、
優しさと慎重さを持った、
あなたのことを尊敬しています。
いつも本当にありがとう。
この仕事の好きなところは、
「誰かの役に立てた」と思える瞬間が、
ひとつひとつの仕事にあること。
暑い日も寒い日も、
営業のみんなはお客様のために
東北中を走り回っている。
そんなみんなのために、
私たち営業支援チームはどうすればいいか、
一緒に考えてくれるあなた。
後輩だけど、度胸があって、
実は一番頼りにしています。
福島と岩手で離れているけど、
あなたがいてくれて本当に心強い。
これからも東北のみんなをつないでいこうね。
商品の受発注や納品スケジュールの管理など、イトーキのバックオフィスを支える「営業支援」。二人の出会いのきっかけは、福島支店に入社した社員が、離れているが同じ仕事をしている盛岡にいる先輩を頼ったこと。電話やメールでやりとりをするにつれ、ふたりは意気投合し、お互いに何かあれば相談し合う関係に。いまでは東北各地に点在している営業支援とも連携し、頻繁に知識やノウハウを共有し合っている。福島と盛岡の二人をはじめ、距離を越えた絆がイトーキに広がっている。
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#03憧れだけで、
終わらせるな。
先輩は僕が憧れる営業のエースだ。
だから、同じチームになって、
仕事を教えてもらえるのが本当にうれしかった。
一言一句、聞き漏らさないように、
必死になって、後ろ姿を追いかけた。
先輩を真似して、
とにかく現場に足も運んだ。
自分の目で見て、職人さんの声を聞く。
そこで感じた熱量と築いた信頼が、
営業としての自信につながっていく。
そう教えてくれた先輩と、
いつか肩を並べられるその日まで。
僕は走り続ける。
「彼、よく現場に来てるね」っていう、
職人さんからの何気ない一言。
本当に嬉しかった。
「信頼は積み重ねからしか生まれない。
お客様の理想を形にするには、
一緒にオフィスをつくり上げる人たちの
信頼が不可欠なんだ。」
そう話した日のことを忘れずに前に進む、
頼もしい後輩。
これからも、君らしく、粘り強く、
たくさんのつながりを大切に。
追い抜かれないように、
僕も走り続けるよ。
デザイン事務所市場を担当する営業の先輩後輩。デザイン性が高く先進的なオフィスを実現するため、イトーキの商材を特注対応でカスタマイズし提案を行っている。インテリアデザイナーや内装業者などのプロフェッショナルが集うなか、エキスパートとして、オフィス空間の創造に挑む先輩社員。そんな先輩に憧れ、追いかける後輩社員にも、プロ意識や仕事への情熱が受け継がれている。
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#04いつか私の国も、
守れるように。
避難学生として日本にやってきた。
夢は通訳になることだったけれど、
この会社と出会い、夢のかたちが変わった。
「大切な命や暮らしを守れる製品を、
世界中に届けたい」
設備機器の仕事は
専門的な知識が必要で、 用語も難しい。
だから、毎日質問ばかりだけど、
先輩はいつも丁寧に、
納得いくまで教えてくれる。
一人前への道のりはまだまだ遠いけれど、
いつか、自信を持って、
一歩を踏み出せるその日まで。
先輩、よろしくお願いします。
彼女が入社してくるまで、正直言って
よその国で起こっていることは他人事だった。
そんな僕が彼女に仕事を教えることになった。
彼女の言葉に、姿勢に、覚悟に、
胸を打たれた。
彼女の国の深刻なニュースに、
かける言葉が見つからない日もある。
そんな時も、彼女は明るく振る舞い、
仕事と向き合っている。
自分に同じことができるだろうか。
後輩だけど素直に尊敬している。
彼女が一人前になって、羽ばたく日まで。
僕も自分事として、
彼女の挑戦を支えていく。
社会インフラや公共性の高い施設を支えるための製品・サービスを提供する設備機器事業。そのなかでも災害やテロ対策に使われる「特殊扉」は近年注目を集めている。海外出身のチャレンジングな新入社員と、その挑戦を支える先輩社員が「イトーキの特殊扉を広めたい」という想いをともに、設備機器の営業に尽力している。近い将来、彼らが手がけた製品が世界中を守る日も遠くはない。
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#05ぶつかり合うのは、
本気だから。
営業は対応の早さが命。
そう思っていたから、お客様の何気ない一言を汲んで、
提案内容を自分の判断で変えた。
すると先輩は、
「これじゃ僕らがやる意味がないって
わかるか?」
と血相を変えてやってきた。
転職したてだった僕は正直ムッとした。
でも、ぶつかり合ってわかった。
そうか、
僕らはモノを売るのが仕事じゃない。
お客様の「未来」をつくっているんだ。
それまで先輩にあんな熱い想いが
あることを知らなかった。
今では結構いいコンビになれたと思う。
それもあの日のおかげだな。
地方だからって、生半可な仕事はしない。
北海道を愛する
僕らの想いの根っこは一緒だ。
だから、あの日、
相談なしに突っ走った君を
本気で注意したんだ。
お客様は僕らに想いを託している。
何がベストなのか、
ひとつになって、真剣に考えなきゃ、
僕らがやる意味がないだろう?
ヒリヒリするほど本気でぶつかったけど、
分かり合えてよかったよ。
まあちょっと気難しいと
感じるかもしれないけど、
僕にもそういう熱い想いがあるってことで。
二人の想いがぶつかったのは、北海道の子会社が合併し、新たにイトーキ北海道営業部として歩み始めた時だった。モノ売りからオフィス提案へとスタイルが変わり、仕事への向き合い方も変化が求められる転換期。提供価値の本質がかみ合わず衝突もあったが、二人をつなぎ止めたのは地元への想いと、仕事へのまっすぐな情熱。地方でオフィスリニューアルの需要が高まるなか、デザイナーと営業はひとつのチームとなり、「地元にいいオフィスを増やしたい」と日々奮闘している。
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