社長インタビュー

ITOKIの存在意義とビジョン

創業130周年に当たる2020年に向けて、「働き方変革130」を中期経営計画のキャッチフレーズに掲げ、2018年秋には、東京エリアに点在していた4つの拠点を日本橋に集約したイトーキ。“明日の「働く」を、デザインする。”イトーキが、自らの「働く」をデザインした新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK(イトーキ・トーキョー・ゾーク)」にて、新たに始動したイトーキの現在と目指す姿について、平井社長にインタビューしました。

  • 2019年3月に実施されたインタビューによる記事です。
Q1.
2018年度の実績をどのように評価していますか。

2018年度は、国内のオフィス需要が首都圏を中心に堅調に推移したこともあり、前年比で増収となりました。利益面は、東京本社の集約移転に関連した設備投資もあり減益となりましたが、この影響を除けば前年実績を上回っており、悲観はしていません。

インタビュー風景

官民が一体となって推進している働き方改革が全国規模で浸透してきていることは、“明日の「働く」を、デザインする。”イトーキにとって追い風です。2019年度も、お客様の働き方改革を後押しする新製品やソリューションを軸に売上を伸ばしていきたいと考えています。そこで要となるのが、昨年秋に開設した、日本橋の新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」です。

Q2.
「ITOKI TOKYO XORK」について、その特徴を説明してください。

ITOKI TOKYO XORKは、イトーキが考える新しい働き方を実現するオフィスとしてデザインしました。これまでの「WORK」を次の次元へと進化させるという思いを込めて、アルファベット順で「W」に続く「X」を掛け合わせ、XORKと命名しています。ITOKI TOKYO XORKでは、働く人の活動を“高集中”“二人作業”“アイデア出し”“リチャージ”などの10の軸で捉え、それぞれの活動にふさわしい場を用意することで働く人自らが自分の働き方をデザインしながらワークスペースを使い分ける「ABW (Activity Based Working)」をベースにした空間機能と、働く人の心身を健全に保つwell-beingの概念に基づいた空間品質を追求しています。空気、水、光など、人の健康と快適性に焦点を当てて7つの概念から評価する世界初の建物・室内環境評価システム「WELL Building Standard™(以下、WELL認証)」において、ITOKI TOKYO XORKは予備認証(ゴールドレベル)を達成しています。

本社移転の意思決定後わずか1年半で、これらのコンセプトやファシリティを一から作り上げることは至難の業でしたが、ITOKI TOKYO XORKを通じて、「変わっていくイトーキ」をお見せできているのではないかと思います。

インタビュー風景

Q3.
ABWを実現するための重要なポイントと、期待する効果について教えてください。

ABWの実現に不可欠なのは「自己裁量」、すなわち「自由」と「自律」の両立です。自律して仕事ができる人は、束縛された環境下では力を十分に発揮できません。一方、自律していない人は、自分で考え、自分で選択する、という自由を与えられてもかえって身動きが取れず、戸惑いが生まれます。これまで、上司からの指示・命令やある種の束縛を受けながら 働くことに慣れてきてしまった人にとっては、ABWの考え方は非常に大きな変化であり、挑戦でもあると思います。人によってこのワークスタイルに慣れるまでのスピードは異なると思いますが、いずれ全員が慣れ親しみ、自律的に自らの「働く」をデザインできるようになれば、会社全体に大きな変革がもたらされるのではないか。「働く」ことは束縛ではなく、自分たちの能力を最大限発揮できる楽しいことだと感じられれば、個人だけでなく会社ももっと元気になれるのではないか。そのような世界を作り上げていくのが、“明日の「働く」を、デザインする。”イトーキの使命だと考えています。

Q4.
WELL認証取得による効果を、どのように期待していますか。

海外ではWELL認証の登録件数はすでに1,400件とグローバル・スタンダードとなっていますが、日本国内での登録件数は現時点では10件であり、そのうち予備認証以上を達成しているのは当社を含めて4件のみとなっています(2018年11月現在)。国内では先駆的な取り組みとなるWELL認証の取得を目指すにあたっては、ABWに基づくオフィスづくりとはまた違った苦労がありましたが、設計会社様や建設会社様からもご協力をいただき、予備認証(ゴールドレベル)を達成することができました。心と体にとってベストな環境を作るというWELL認証の概念は、どのお客様の空間づくりにおいても重要で、また共感いただきやすい考え方だと思います。WELL認証の取得に向けて取り組むことで培ったイトーキの知見を、今後はお客様の空間づくりの中でお役に立てていきたいと思います。

インタビュー風景

Q5.
ITOKI TOKYO XORK稼働から3か月が経ちました。お客様からの反応や、すでに感じている成果等があれば教えてください。

働き方改革が全国規模で浸透する中で、「どのように働き方改革を進めていけば良いのか?」と試行錯誤される過程において、そのヒントを探すために当社にお越しいただいているお客様も多いように感じます。ITOKI TOKYO XORK稼働後、わずか3か月で、いくつかの変化はすでに感じています。自己裁量型の働き方に馴染んできた社員が増えつつあること、また当初の想定を上回る利用状況となっている空間があることなど、ITOKI TOKYO XORKでの我々自身の経験は、お客様の空間づくりを提案する上でのヒントとなります。是非、新しいワークスタイル「XORK Style」に挑戦している我々の姿をご覧いただきたいと思います。

インタビュー風景

Q6.
ステークホルダーへのメッセージを一言お願いします。

個人の能力が最大限発揮される空間づくりが、個人を幸せにするだけでなく、生産性の向上やイノベーションの創出といった成果につながれば、企業も社会も元気になっていく――。イトーキは、そのような世界の実現を目指して、明日の「働く」をデザインし、本業を通じた社会課題の解決に努めていきます。
ステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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