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Ud&Eco スポットライト

異国の砂漠に育つ「イトーキの森」

イトーキが2004年から協賛している、中国東北地域の砂漠緑化活動。2007年からは新たに、日本オフィス家具協会(JOIFA)学習用家具部会の着工分にも参加し、2つの「イトーキの森」がすくすくと育ちつつあります。イトーキが支え始めて5年目を迎える、海の向こうの活動の様子をリポートします。
緑化の進んだ地域で剪定作業

緑化の進んだ地域で剪定作業

2004年着工のイトーキの森

2004年着工のイトーキの森

中国の砂漠化抑止を支援。

地球上では、毎年6万平方キロメートル(九州と四国を合わせた広さ)の土地が砂漠化していると言われています。中でも中国内蒙古自治区通遼市のホルチン砂漠は、数十年前まで広大な草原だったにも関わらず、計画性に欠ける開墾や放牧によって緑が急速に失われている地域。日本にも黄砂現象として影響が及んでいますが、現地では耕作、放牧不能の地が拡大し、住民の暮らしを圧迫しています。ここに森林や牧草地をよみがえらせ、同時に植林や牧草地管理のノウハウを住民に伝えることで、緑の回復と住民の経済的自立を支えようというのが、NPO「緑化ネットワーク」の活動。彼らをサポートする形で、イトーキは1ha、 JOIFAは全体で20haの土地の緑化に携わっています。
牧草の育成に向けての準備

牧草の育成に向けての準備

村民との対話やニーズ調査も不可欠

村民との対話やニーズ調査も不可欠

膨大な作業を粘り強く。「森」づくりのステップ

まずは入念な現地調査を行った後、植林地を柵で囲い、禁牧します。それから井戸を掘り、季節を見計らって植樹を開始。植林するのは、生長が速く10m以上に伸びるポプラの木や、砂地によく育つショウジマツ、現地種のニンティアオ、そして実も成り経済性が高いアンズなど。元々草原であったために適度な雨量が見込め、植樹以外に草の自生も促します。このようにして、ゆくゆくは遊牧に堪える草地と、現地の経済を支える作物の育つ緑地を育てて行きます。これらの作業が行われるのは村の共有地であり、現地政府の積極的な理解協力が不可欠。まさに地域と一体となった取り組みが求められるのです。
緑化の基礎づくり
着工前の様子。砂ばかりで風を遮るものがほとんどありません

着工前の様子。
砂ばかりで風を遮るものがほとんどありません

緑化地にまず柵をつくり、家畜が苗木を食べないようにします

緑化地にまず柵をつくり、家畜が苗木を食べないようにします

主に村人の人力で井戸掘り。約20m掘れば水が出ます。こうした作業も住民の収入源に

主に村人の人力で井戸掘り。約20m掘れば水が出ます。こうした作業も住民の収入源に

植林
写真は、高く生長して風を防ぐポプラの木

写真は、高く生長して風を防ぐポプラの木

ニンティアオは種から育てます

ニンティアオは種から育てます

雨期にあたる時期に充分に水を与えることで、草の自生も促します

雨期にあたる時期に充分に水を与えることで、草の自生も促します

育成
種をまいて1年目のニンティアオ。これから大きく生長を始めます

種をまいて1年目のニンティアオ。これから大きく生長を始めます

家畜が入って育ちかけた芽などを食べないよう、柵のメンテナンスも欠かせません

家畜が入って育ちかけた芽などを食べないよう、柵のメンテナンスも欠かせません

2008年現在、ここまで植生が回復。写真はポプラの周辺の草刈りです

2008年現在、ここまで植生が回復。写真はポプラの周辺の草刈りです

10年単位の息の長い活動。

この砂漠緑化活動の協賛期間は10年。「イトーキの森」もまだまだ軌道に乗り始めたばかりで、今後も作物の栽培や村落の調査、また住民による緑地管理自治組織の育成など、緑化を土地に根付かせるためのさまざまな活動が待っています。私たちはその進展をしっかりと見守り、また追って報告したいと思います。

バックナンバー
「座る」ことでエコ活動
イトーキ「グリーンカーテン」の取り組み
産学連携「ケミレスタウン・プロジェクト」成果報告
水も溶剤も使わない「粉体塗装」
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