

イトーキは、「人が主役の環境づくり」を実践する中で、家具や空間設計に人間工学を取り入れ、安全性、快適性を追求。早くからユニバーサルデザインに取組んできました。そして1990年代の後半に入り、社会全体でエコロジーへの意識が高まる中で、1999年にコーポレイトメッセージとして「Ud&Eco style(ユーデコスタイル)」を宣言。Ud(ユニバーサルデザイン)とEco(エコデザイン)の融合で持続可能な共創社会の実現に貢献することを打ち出しました。
2005年には、「Ud&Eco style」の思想をベースにしたプロダクトガイドラインを策定。以来、Ud&Ecoプロダクトが次々と生まれ、2007年スピーナチェア、2008年LANシートがグッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)を受賞するなど、高い評価をいただくことができました。
2010年、「Ud&Eco style」の宣言から10年が経過し、ユニバーサルデザイン、エコデザインの思想は、一般的なものになりました。そうした中でイトーキは、「Ud&Eco style」をより進化させた「新Ud&Eco style」を宣言しました。「人と地球にやさしい」から、「人も活き活き、地球も生き生き」へ。「新Ud&Eco style」は、Ud&Eco styleの問題解決型のアプローチに、よりアクティブでポジティブな考え方をプラスしたものになっています。Udは、人に悪い刺激を減らす活動に、「楽しさ、感動といった真の快適性を追求する活動」をプラス。Ecoは、3Rに代表される資源を大切にする活動に、「CO2削減に貢献する省エネルギー、創エネルギーなどの活動」をプラスしています。
イトーキは現在、UdとEcoの価値が高次元で結実したUd&Ecoプロダクトを市場に発信していこうとしています。そのために、UdとEcoの観点から、開発するプロダクトレベルを独自に定義し、製品企画の基盤としています。しかしイトーキの目的は、「新Ud&Eco style」を単に自社製品で具現化することではありません。空間としてトータルに実現し、「人と地球が活き生きとする社会を目指そうという考え方」として社会全体に広めていきたいと考えているのです。
■ プロダクトレベル
