

イトーキでは6種類の温室効果ガスの中で排出量の大部分を占めているCO2の削減に対象を絞り、2012年まで、セグメント(工場、物流、エコオフィス)ごと原単位の寄与度の合計値で2007年をベンチマークに毎年2%ずつ削減する、という目標を掲げています。
これらの目標達成のために、省エネ法や温暖化対策推進法などの法律への順守はもちろん、省エネ体制の整備、省エネ施策の推進と、グループでの活動の活性化を図り、工場、物流センター、オフィスビルを含めた全ての拠点で温暖化防止を推進しています。
【事業における取組み】
工場では、省エネ体制の強化や技術の習得に努め、さらなる省エネ・省資源活動に努めています
千葉工場に導入された太陽光パネル
イトーキでは、高効率な設備、自然エネルギーの導入、組織体制の確立など、環境負荷の低い工場づくりに積極的に取組んでいます。具体的なアクションとしては、ECCJ省エネルギーセンターによる工場の省エネ診断を実施。その結果を踏まえ、2007年度から独自に策定した省エネ3カ年計画を進めています。省エネ3カ年計画の目標達成のために、工場では、工場長をはじめとする全部門の省エネ推進組織体制を確立。エネルギー管理員を中心とした省エネ委員会を設置し、組織的な管理体制によるエネルギーの監視、改善を行っています。
関西工場(デスク・パネル)と滋賀事業所(キャビネット、チェア、電子機器および滋賀ロジスティクスセンター)の2カ所が省エネ法の第2種エネルギー管理指定工場にあたり、エネルギー管理員を置くことが義務付けられています。イトーキは、「より多くの社員が省エネの専門知識を持って自発的に活動すべきである」という考えのもと、教育研修を積極的に実施。法的に義務付けられた人員を超えた数のエネルギー管理員を養成し、日常的な管理業務や改善業務を推進しています。
エネルギー管理士 有資格者 3名
エネルギー管理員講習 修了者 43名
各工場では、照明器具、空調、生産にかかわる電気使用設備を省エネタイプのものに更新したり、それぞれの運用を工夫したりすることにより、エネルギー使用の合理化をはかっています。各省エネルギー施策に加えて、現場での気づきや改善アイデアの見える化など全工場を挙げて情報共有を行うことで、省エネ活動の推進を加速しています。
生産工程や各設備単位の省エネルギー対策のため、エネルギーの使用状況をリアルタイムに監視できる「エネルギー監視システム」を関西工場(デスク・パネル)および滋賀事業所、千葉工場に設置しています。これらの監視データをもとに、設備の運用面も含めた省エネルギー施策を実施しています。


【事業における取組み】
製品輸送時におけるCO2削減を目指して、物流現場における地道な活動を続けています
イトーキは貨物の委託輸送量が年間3,000万トンキロ以上の省エネ法上の特定荷主として、委託先と協力して物流プロセスにおける省エネルギーの実現に取組んでいます。
モーダルシフトによるCO2削減量
2010年度 766 t-CO2の削減

【事業における取組み】
「チーム・マイナス6%」に引き続き、「チャレンジ25キャンペーン」活動に参加し、社内の省エネ・省資源活動を行っています
エコオフィス活動として各地区ごとに電力の削減目標を立て、照明や空調の適正化を行っています。2005年度から政府が進める地球温暖化防止のための国民運動「チャレンジ25」の一環として、夏にはクールビズ、冬にはウォームビズを全社で実施しています。2006年からは、ライトアップ照明などを全国で一斉に消灯する「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」にも参加しています。2010年度は、6月21日〜7月7日の18日間にオフィスビル・工場・寮など8施設で実施しました。
東京ショールーム、大阪ショールームでは、LED照明やタスク&アンビエント照明の採用、オフィスの空間レイアウトや働き方も含めた省エネオフィスを展開しています。



低炭素化社会の実現に向けて経済産業省が実施する国内排出量取引制度の試行スキームにエントリーしています。この制度は、各企業が自主的にCO2排出量削減目標を設定した上で、自らの削減努力に加えて、排出枠・クレジット取引を活用し、削減目標の達成を目指す仕組みになっています。多くの企業の参加により、実効性のある仕組みの構築とそれによる国内CO2排出量の削減が期待されています。
イトーキのエントリー情報

2011年2月のお客様向けイベント「ITOKI PRESENTATION 121」をカーボン・オフセット寄付型イベントとして開催しました。ご来場者ひとりにつき、杉の木1本分の二酸化炭素吸収量(14kgCO2)をカーボン・オフセットしました。
イトーキは、スピーナチェアで、タスクチェアとしては初めてカーボン・オフセット認証ラベルを取得。スピーナ1脚のライフサイクル全体(原材料調達―生産―物流―廃棄)にわたる温室効果ガスの排出量を、ご購入いただいたお客さまが温室効果ガス排出抑制に貢献したものとしてオフセットしています。
イトーキは、経済産業省を中心に実施されているカーボンフットプリント(CFP)事業に参画。2011年2月に事務用デスクとチェアで初めて、CFP算定結果の第三者認証を取得しました。
CFPとは製品のライフサイクル全体(原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクル)の温室効果ガス排出量を合算し、CO2量に換算して表示する制度で、各プロセスの環境負荷の「見える化」により、メーカーにおける効果的な対策を行うとともに、消費者においても、環境に配慮した消費行動を促すことを目的としたものです。

2010年9月に、LED学習デスクを発表しました。「長寿命」「省エネ」で急速に普及が進んでいる「LED」を、よりお子様の学習に適したデスクライトに進化させたLEDワイドフリーライトを搭載した、新しい時代の学習デスクです。
イトーキは、オフィスや事業所から発生する環境負荷の起因をとらえて、企業がとるべきカーボンコントロール施策を10個のフレームで整理しました。この10フレームソリューションをベースに、環境負荷の低い空間「EcoWorkplace(エコワークプレイス)」と合理性の高い働き方「EcoWorkstyle(エコワークスタイル)」の実現を提案します。
イトーキでは、自社の製品・ソリューションを、東京・大阪のワーキングショールームで実際に展開しています。たとえば、高効率照明の導入による省エネ率、高透明度 熱線反射・断熱フィルムによる冷暖房電力削減量など、自身で試算したデータをもとに、信頼できるソリューションとして提案しています。
2010年、新校舎竣工に伴う麗澤大学様の校舎移転を、環境配慮型の移転プロジェクトとしてサポートしました。廃棄物の削減、什器の譲渡で、校舎移転のゼロエミッションに取組んだうえで、トラック輸送や処分にかかるGHG(温室効果ガス)をオフセットしました。
これまでのオフィス空間づくりのノウハウや、最新の製品・空間に関する研究成果を活かし、オフィスのCO2削減、省エネルギーに関するセミナーを開催しています。ICTやビルマネジメントなど専門性の高い異業種企業と共催し、より価値ある空間の実現を目指しています。