

ゼロエミッション達成を目標に、資源を有効利用した生産活動を行っています
イトーキでは、廃棄物の排出量削減とリサイクル率の向上の目標に掲げ、製品の製造にかかわる原材料、水、梱包材などの副資材などすべての資源を有効に利用し、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に努めています。
各工場から排出される廃棄物の発生の削減を行うとともに、「ゴミ」ではなく大切な資源として再使用・再生利用を行い、埋立てゼロのゼロエミッションを推進しています。2002年度に、寝屋川工場(現在の関西工場 デスク・パネル)がゼロエミッションを達成後、2006年度までに滋賀工場(キャビネット、チェア)、金庫製造部門で達成しました。以降、電子機器部門、千葉工場でも達成し、現在は、すべての生産拠点でゼロエミッションを達成しています。
また、オフィスでも2006年に本社ビル(今福)でゼロエミッションを達成しました。
工場の廃棄物は、紙、金属、プラスチックといった素材ごとに分別され、定められた廃棄場所で管理されます。また、ものづくりの現場では、製造過程から出る廃材の有効利用もテーマとなります。例えばチェアの工場では、生産工程で発生したプラスチックの廃材(スプール・ランナー)を粉砕し、樹脂材料に戻してリサイクルしています。


1回ごとの使い捨てではなく、繰り返し使用できる梱包材として通函(かよいばこ)を導入しています。また、製品へのノックダウン構造の採用や、製品ごとの適正な梱包形態を再検討し、可能な限りの簡素化や素材の統一を行っています。これにより、省資源化やお客様の分別廃棄の手間をなくすように努めています。
通函による段ボール節約量
2010年度 56,713 ケース(54t)の節約
関西工場(デスク)から物流センター(東京テクノパーク)までのデスク袖の製品輸送に使用しています。
チェアの生産工程で発生した廃材をリサイクルしているほか、蛍光灯や乾電池なども業者と契約し、積極的なリサイクルに努めています。
チェアの生産工程で発生したプラスチックの廃材(スプール・ランナー)を粉砕し、樹脂材料に戻してリサイクルしています。
イトーキでは、「社内外の関係者を含めた体制構築」「社内の体制構築」「自社の取り組み状況の情報発信・情報共有」などをポイントに、廃棄物・リサイクルガバナンスの強化に取組んでいます。ゼロエミッションを実現・維持していくには、信頼できる業務委託先との協力が不可欠です。イトーキでは、自社独自の評価表を作成し、契約前に委託先の徹底評価を行うとともに定期的に委託先状況の確認を行っています。
社内体制において最も重視しているのが、社員の分別意識の向上です。リサイクルフローの理解を図る教育研修を積極的に行っています。研修では外国人従業員向けに通訳をつけ、全社員への浸透を目指しています。他にも、分別マークの工夫や現場長によるパトロールの実施など日々の分別活動を徹底するためにさまざまな活動を行っています。


汚れやしみを専用機材と低環境負荷の洗浄材で、あらゆる家具や素材をリフレッシュするクリーニングサービス。チェアやソファの張地やクッションの取替えはもちろん、木部の補修、再塗装などを行うリペア。オフィスの移転時などに、お客様の不用になった家具を廃棄せず、リペア・クリーニング、中古販売、マテリアルリサイクル・サーマルリサイクルによって、廃棄物ゼロを実現するオフィスエコロジーマネジメントシステム。イトーキはさまざまなサービスを通じて、自社製品を長く使っていただけるよう努めています。

物流センターでは、梱包材や廃パレット等の資材のリサイクルに加え、お客様から下取りした家具を素材別に分別・解体し、リサイクルをする取組みを行っています。より多くリサイクルできる処理委託先の選定などを進め、2010年度の産業廃棄物リサイクル率アップを実現しました。
2010年度に全国の物流センターで回収した製品・梱包材等のリサイクル率
2009年度 91.8% → 2010年度 97.7%
2010年(t)
| 物流センターで回収した製品・梱包材等の総量 | 2060 | |
|---|---|---|
| リサイクル量 | 2013 | |
| 金属類 | 973 | |
| プラスチック | 965 | 木くず | 75 |
| 焼却・埋立処分量 | 47 | |
※プラスチックには製品の梱包材を含みます。
木くずには廃パレットなどを含みます。
水資源を大切に使っています
水の循環利用や節水機器の導入を進めることで、工業用水の使用量を削減しています。デスクの塗装ラインでは、従来、塗装ブース内のウォーターカーテンに使用した水は、塗料を多く含んでいるため、毎日新しい水と交換していました。そこで薬品の投与により塗料を分離・沈澱させ、上部の水だけを循環、再利用するようにしました。
また工場では、水を使わない粉体塗装を導入することで、水使用量の削減を実現しています。そのほか、排水処理での希釈水の改善、トイレや手洗い場の水量の調整など地道な節水活動を行っています。
ウォーターカーテンとして使用した水はタンクに薬品を投与することで塗料を分離・沈澱させ、上部の水だけを循環、再利用しています。
デスク製造では、塗装の廃液や接着剤の廃液などが発生します。発生した廃液は、排水処理設備の汚泥(おでい)脱水装置で加圧濾過(ろか)し、水分(濾液: ろえき)と固形分(汚泥スラッジ)に分離します。分離した水は排水処理設備を通して排水に、汚泥スラッジは産業廃棄物として処理しています。