

茨城県民生活協同組合 友愛記念病院は、2006年2月に新築・移転し、病気の予防から健診、治療、緩和ケアまでの一貫した強力な医療体制を備え地域医療に貢献しています。
患者と医療従事者が、病気に立ち向かうパートナーとして協力し合う「夢を育む病院」を実現するため、医療スタッフの働きやすいワークプレイスを計画し、医療施設としては初の日経ニューオフィス賞推進賞 地域貢献賞を受賞しました。

自然の光を多くとり入れた、明るく広い待合室
新病院では、外来サービス、室内環境、入院患者へのサービスの向上が図られています。これらを統合するものとして、生活の場としての「和み」の空間というコンセプトが掲げられました。院内の大きな窓からは自然光が入り、明るくて広いつくりになっています。
1階エントランスロビー正面には、総合案内センターが設けられています。ここは受付、紹介患者、地域連携、医療相談など、外来サービスのいろいろな機能が集約されており、会計ゾーンとははっきりと区別されています。ローカウンターが採用され、いすに座って案内係の職員と対面して相談したり、問診票などへの記載ができたりと、来院者の負担を軽減するための設計がされております。

1階エントランスを右側に向うと、吹き抜けの長い一直線の通路が続き、その右側に各診療科がレイアウトされています。通路幅が広く、各診療科に向かってイスが配置されて待合を構成し、診療科は5つのブロックにわかれ、5本の通路で区切られています。その通路ごとに、各診療科の中待合がレイアウトされています。
5本の通路にはA、B、C、D、Eの大きな案内サインが提示されていて、たとえばBの通路には、右側が婦人科、左側が整形外科というように配置されており、患者を誘導しやすいサインとなっているのです。「Bの通路と案内されても、左右どちらの診察室なのか迷うこともあります。そこで通路とは別に5つのブロックに番号を振りました。せっかく工夫しても、思うような使われ方をしないことがあるので、開院当初は仮設でよいと思います。動き出して様子を見て決めることも必要」と加藤院長は苦心を語られています。
患者を誘導しやすいよう、ブロック分けがされています。
働きやすさを考えたスタッフステーション
同病院を大きく特長づけているのが、高機能な急性期病院としての5つのセンター機能です。24時間365日救急医療が受けられる救急センター、茨城県内でも1、2位の規模とレベルを誇るCT、MRIなどの画像診断機器を完備した画像診断センター、癌治療専門病院として機能している癌治療センター、外科・消化器外科・眼科・整形外科・脳神経外科・泌尿器科などの手術を行う手術センター、心臓カテーテル検査や心筋梗塞のカテーテル治療を行う循環器病・呼吸器病・糖尿病センターを擁しています。
こうした高度な専門医療を提供しながら、建物全体の特長は動線を考え抜いた設計になっており、医療動線、患者動線が交わらないように配慮して、救急対応を万全にしているのです。プライバシーを確保しながらアメニティも追求し、医療サービスを円滑にする高品質な環境を実現しています。
1階 平面図
患者とのコミュニケーションが行いやすいIT対応診療テーブルのメディローグ