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目指すは、「自由で開かれた」研究開発環境。利便的かつセキュアなIT環境で、コミュニケーションを促進 独立行政法人 物質・材料研究機構

1.課題・問題

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「つくば」の愛称で国内外に広く認知されている筑波研究学園都市は、現在人口約20万人弱、国営・民間合わせて約300に及ぶ研究機関・企業や大学、約1万人以上の研究者を擁する我が国最大の研究開発拠点だ。

2005年に都心とつくば市を結ぶ新交通機関として開通した「つくばエキスプレス」で秋葉原から約50分、そこから車で5分ほどのところに「独立行政法人 物質・材料研究機構/NIMS」の本部はある。

筑波研究学園都市の中心部に位置するNIMS

筑波研究学園都市の中心部に位置するNIMS

古くは、1956年設立の「金属材料技術研究所」、1966年設立の「無機材料研究所」、2つの旧科学技術庁所管の国立研究所が統合して誕生した、物質研究機関の権威だ。

同研究所では、情報システムが高度化し研究者のニーズが多様化する中、自由でオープンな研究環境を構築・維持するには、ITインフラにおいて高いセキュリティと信頼性の確保が急務と判断し、目下の緊急課題となっていた。

「楽しく、自由で開かれた研究開発」を支える、高度な情報システム構築が急務に
NIMS全景モデル

NIMS全景モデル

NIMSでは、個々の原子・分子を対象とした究極のテクノロジー「ナノテク」を駆使した、新材料の創製および材料機能の高度化などを可能にする研究プロジェクトを進めており、最近ではNIMS発のベンチャー企業が「ものづくり日本大賞特別賞」を受賞したり、海外の研究者を招いてのワークショップを開催したりと、内外に開かれた研究活動を実践しています。

入口ではニムス君がお出迎え

入口ではニムス君がお出迎え

「研究は楽しんでやるべきだ」という、新理事長に就任された潮田資勝氏の言葉にあるように、NIMSでは、研究者の自由でオープンな研究環境を目指しています。研究者が「楽しく」研究するためには、研究者の固有のニーズに合わせた研究環境が自在に選べることが重要になります。

その中でも最も急務となるのが、ますます高度化する情報システムの構築です。1995年にこの研究所が設立されてから14年ほど経過し、その間にICT技術は目覚しい進歩を遂げ、研究者のニーズも多様化しており、これらの整備が急務となっていました。

IT環境に求められる「セキュリティの信頼性」と「自由なコミュニケーション」

研究者は研究内容にあわせて、ワークステーションやデスク/ノートPCなど複数のITツールを使い分けています。セキュリティや信頼性を重視すると有線LANによる環境が優れていますが、研究者間の交流促進や外部の研究者とのコミュニケーションの増加にあわせて、ノートPCに対応した無線LANの整備が必要になりました。

「ノートPCを構内の様々な場所に持ち出して、会議や研究に活用するには、セキュアな無線LANの構築が不可欠ですが、研究者ごとの接続申請や、接続手順など設定条件が複雑な上、不正アクセスや盗聴などの運用上のリスクがあり、構内全ての場所に安定した無線LAN環境を構築するのは、あまり合理的とはいえませんでした。」
と語るのは、情報システムの企画、運用、管理を全面的に担う企画部IT室の瀬川氏。

中庭に面したミーティングコーナー

中庭に面したミーティングコーナー

また、NIMSでは、産官学の連携やグローバル交流の促進も目指しており、国内外の大学や外部の研究機関とのコラボレーション、情報交換の頻度も増す傾向にありましたが、新型インフルエンザの流行によるリスク回避や出張コストの削減などで海外渡航制限が行われ、ビデオ会議のニーズも高まっていました。

課題・問題のポイント
  • 自由でオープンな研究環境を支える、高度な情報システムの構築
  • 研究者のノートPCがどこでも利用できるLAN環境の整備
  • 高度なセキュリティを確保したLAN環境の整備
  • ビデオ会議などのグローバルなICT環境の創出
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